地元でとれる新鮮な魚を“焼きたて“でお客様へ届ける
新鮮な魚とゲゲゲの鬼太郎の町で知られる鳥取県境漁市。その境港市にある境漁港では、松葉ガニ、マグロ、ノドグロ、ハタハタ、白イカなど様々な魚介類が水揚げされます。毎朝市場で仕入れる種類豊富な魚介類を有限会社山芳海産では、いつも新鮮な状態でお客様に提供しています。SelfCookingCenter® を導入するきっかけは、鮮魚だけではなく、魚惣菜も販売していきたいということでした。お店に1台導入後、松葉ガニを蒸してみたところ、今までにないほど一番美味しく仕上がったことから1年後には工場にも1台追加導入されました。カニのシーズンでは、ネット販売も活用し多いときでは1日約500杯の松葉ガニをSelfCookingCenter® で蒸しあげています。
RATIONAL機器を使用して作られる主なメニュー:
松葉ガニ/ノドグロ、すずき、鯖、イカなどの素焼き/田作り/あら煮/温泉卵/ハタハタの骨せんべい
「松葉ガニは従来と比べて約半分の時間で調理でき、大幅な調理時間、水、エネルギーの使用量も削減されました」
代表取締役社長 山田秀樹氏
RATIONALのソリューション
有限会社山芳海産では朝一番で新鮮な鯖、ノドグロ、いか、ししゃもなどをSelfCookingCenter®で一度に焼き上げ、短時間で出来立てをお店に並べていきます。朝並べた商品はお昼前にはほぼ完売の状態になります。
有限会社山芳海産 代表取締役社長 山田秀樹氏は、「導入前は、煮魚や揚げ物のみの提供でしたが、今では多種の焼き物も提供できるので惣菜部門での売上が約3倍になりました。例えば鯛の頭はそのままの状態で焼くことができなかったので細かくして煮ていましたが、現在は香ばしく焼いて提供しています。非常に好評ですぐに売り切れてしまいます」。
また「海鮮丼用でハタハタをさばいた後に残る骨は、ころもを付けて冷凍保存しておき、調理する分だけ油を少しくぐらせてSelfCookingCenter®で調理して”骨せんべい”として提供します。今までフライヤーで揚げていましたが、揚げる手間が省け、安全で、油も節約できます」と言います。
11月から3月までの松葉ガニのシーズンでは、SelfCookingCenter®がフル稼働します。「導入前は、約80ℓの容量の鍋を使用して約30杯のカニを約1時間かけて茹でていましたが、今では鍋を使用することなくSelfCookingCenter® で簡単に約18枚が35分程で蒸すことが可能です。以前は約80ℓの容量の鍋を3つ使用して1日平均300杯程を茹でていました。それぞれの鍋で1時間沸騰させる工程を4回ずつ行っていました。今では水、沸騰させる時間、作業時間を大幅に削減することができ、非常に助かっています」と山田氏は語ります。
さらに「仕上がりも中までふっくら、旨みが凝縮していて今まで食べた中で一番美味しく仕上がります。あるお客様は“ここのお店のカニが一番美味しい“と言って買いに来られます」。
導入メリット
● iLevelControl:「朝一番で、すずき、鯖、いか、シシャモなど様々な焼き魚を同時調理で一度に調理し、総菜コーナーに並べます。最近では焼魚を購入するお客様が増えているので、売れ行きを見ながら随時魚を焼いて補充しています」(山田氏)iLevelControlは、様々な種類の食材の同時調理が可能、それにより大幅な時間短縮が可能です。
● iCookingControl:SelfCookingCenter® は、希望の仕上がりを設定するだけで、自動調理します。「その日の入荷状況によって大きさの異なる魚でも、芯温計を使用することにより、いつも思い通りに焼き上がります」(山田氏)